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La Côte Flûte Festival 2018出演報告


スイス・ジュネーブのレマン湖の畔、グランという町で開催されたLa Côte Flûte Festival 2018(2018年10月4~7日開催)に参加してきました。

今回のフェスティバルは、日本が特別招待国に選ばれ、会場ロビーにはスイスと日本の国旗が掲げられていました。 4日間開催されるフェスティバルでは、演奏会、マスタークラス、レクチャー、ジュニアコンクール、世界のフルートメーカーによるブースの展示等、充実したイベントが目白押し。

その中でもメインとなる夜の演奏会シリーズの初日、オープニングコンサートはユニバーサル フルート オーケストラの演奏です。 在ジュネーブ日本国領事館の方の挨拶で開幕し、会場は満席に近いお客さま。

プログラムは、モーツァルトの「コンチェルト G-dur」、イベールの「コンチェルト」、そしてラヴェルの「ダフニスとクロエ」の3曲です。 モーツァルトはMr. Denizcan Eren、イベールはMs. Sophie Cherrierがソリストとして、高度なテクニックを目の前で感じ取りながらの共演となり、得るものが多くありました。 また、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」では、日本で開発されたバスフルートやコントラバスフルートの低音域とフルート、アルトフルートなどの緻密なアンサンブル、そして、各パートのソロで聴衆を魅了しました。

指揮のMr. Philippe Bernoldが私たちの持っている力を存分に引き出し、演奏後は多くの方々からブラボー‼︎の声をかけていただきました。 フルートオーケストラの可能性を示すことができる内容のプログラムで、多くの方に驚きと感動を与える事が出来たと思います。

また、10/6には"Le Kiosque a Musique"というスイスのラジオ番組 公開生放送にも出演しました。 司会者の進行で7つのグループがインタビューを受けながら一曲一曲交互に演奏していく形で番組が進行されました。

番組のオープニングを飾った「さくらさくら」は綿密に練られたアレンジで日本ならではの繊細な美しさが表現できました。 その後、ラテン音楽、ジャズ、ボイスパーカッションが入った面白いユニットなどの中、私たちは「荒城の月」を演奏。日本独特の旋法もインタビューの中で紹介しました。 番組の最後は、再びユニバーサル フルート オーケストラの演奏で番組を閉じました。 ラジオ放送を通して日本の音楽とフルートオーケストラの魅力を、会場で聴いているだけではない、スイス全土の視聴者の方へとお届けできました。

演奏後は緊張していたメンバーの気持ちも緩み、美味しいスイスワインをやっと楽しむことが出来ました。

実行委員長のMs. Carole Reugeはじめ、Ms. Eve Roy、スタッフの方々、公演を応援してくださった在ジュネーブ領事館の方々、現地でお世話をしてくださったMs. Liliane Blanchard と Ms. Anna Kumeなど、たくさんの方にお世話になりました。 また、今回の渡航は国際交流基金および業務スーパージャパンドリーム財団の助成を受けて可能になりました。

ありがとうございました。


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